第5回 交換交流体験記

北野隆之(順天堂大学 人体病理病態学講座 博士課程4年)

私は今回、2020年2月~3月は福島県立医科大学で、4月~5月は東京大学で交換研修に参加させて頂きました。
福島県立医科大学の交換研修は、自分が学生時代を通じて東京から離れて研修を行った経験がなかったため、福島県を訪れたことでとても新鮮な気持ちで交換研修に励むことが出来ました。
朝の3人態勢でのカンファレンスでは幅広い症例が扱われ、まだ診断経験の乏しい自分にとってとても勉強となる時間となりました。また、先生方はみな親切に接してくださり、一部業務にも携われることが出来ました。宿泊施設の立地は良く、冬の寒い時期での研修でも特に不便を感じませんでした。

東京大学での交換研修は、2020年4月~5月は、新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大の影響により、業務縮小されている中での参加となりました。
病理部では日々の病理診断のほか、貴重な肺小細胞癌の症例に数多く触れることができ、データベースの豊富な東大ならではの研修を行うことが出来ました。
法医学教室では、こちらも数多くの法医学解剖の症例を経験でき、病理解剖では行わないような手技や所見の取り方がある事に驚かされました。また、そもそも亡くなった方の背景が実に多種多様であり、そうした症例に触れることが出来ただけでも大変有意義な時間でした。

非常に多くの学びが得られた4か月間でした。今回の交換研修を受け入れて下さったすべての先生方に、心より御礼申し上げます。