第8回 岡佑香(福島県立医科大学 病理病態診断学 博士課程1年生)

本年4月に当大学の大学院へ入学し、同時に「つなぐ」プロジェクトに参加させていただくこととなりました。私は病理医として働き始めて6年目となりますが、今までは組織診、細胞診、病理解剖例など臨床病理を中心に勉強しておりました。言うまでもないかもしれませんが、あらゆる臓器の検体が提出され、理解しなければならないことは山ほどあり、臨床病理もまだまだ勉強中です。

学生の頃から実験、研究に対しては、漠然と難しそうという印象がありました。しかし、病理医としての5年間で、日々の診断、学生の指導、学会での発表などを通し、様々な疑問を持ちました。書籍や論文にその答えが書いてあることも多いのですが、詳細は未だ不明、と記載されていることもあり、自分でも調べてみたいと思うようになりました。また、基礎的な知識がないと、疾患の成り立ちや病態を理解できないことも、身を持って感じました。自ら研究を進めると同時に、基礎医学をもう一度勉強したいと思い、大学院に入りました。

当講座では悪性リンパ腫が研究されています。私は今までに経験した症例がきっかけで、悪性リンパ腫における代謝に興味があり、論文を読みつつ研究テーマを模索中です。現在の社会状況からすると、当分東京大学、順天堂大学での研修は難しいかもしれませんが、まずはリサーチミーティングなどを通して、勉強や交流ができたらと思っております。よろしくお願いいたします。